靴と足の話
外反母趾対策テーピング法
良い靴を正しい履き方で履けば外反母趾になることはありません。しかし、既に外反母趾になってしまった足指は靴の種類や履き方を改善しただけでは、元に戻りません。
外反母趾になった足指を治すには幾つかの有効な方法があります。
重度の外反母趾は専門医による治療が必要ですが、軽度から中度ならば自分でもできる保存的療法で治すことが出来ます。(自己診断は危険です。 気になる事があれば早めに専門医に相談するべきです。)
靴などによって起きた外反母趾ならば時間をかけて靴から受けたのと反対の方向から緩やかな力をかけて元に戻してゆくことが出来ます。
これは歯列矯正と同じ原理を利用した治療法で、骨細胞のライフサイクル(約二年半)を利用して骨細胞の配列を変化させ、変形した関節を元に戻してゆきます。
子供の足と靴
人は誕生から21〜22歳くらいまで成長を続けます。しかし、成長速度は均一ではなく、急激に成長する期間と緩やかに成長する期間に分かれます。急激に成長する時期を成長期といい、人には0歳から3歳までの第一次成長期と12歳から17歳までの第二次成長期との2回の成長期があります。
第一次成長期は赤ちゃんが子供になる期間で、第二次成長期は子供が大人になってゆく時期であると言われています。それぞれの成長期は、身体が内的及び外的刺激を受け、成長を促すホルモンやリンパなどの活動が活発化することに起因するといわれます。
また、人の身体は全体が均一に成長するのではなく、下半身は上半身よりも早く成長し、17歳くらいで成人の体型にまで達し、成長を止めます。下半身の一部である足の成長も17歳くらいまでで終了します。
成長過程の足は、その特徴から『乳児期の足』『乳幼児期の足』、『幼児期の足』、『少年期の足』に分類することが出来ます。
以下に各期の足の特徴、次の期への足の変化の過程、そして各過程における適正な靴について説明していきます。
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