安全靴 (作業を効率的に行うとともに重量物の落下から爪先を保護する目的のため一切の装飾性を廃し、機能性を追及した靴の代表例) | |
NIKE AIR MAX '95
一時期のスニーカーブームでそのきっかけを作ったスポーツシューズの一つです。 ランニングという仕事のため極限まで機能を追及した靴だということができます。 |
パンプスは近世ヨーロッパで御者用の靴として作られました。インステップが大きく切り取られ、かかとの低い形状にデザインされ、長い時間座席に座り馬車を運転するのに適していました。名前の由来は御者が馬車のブレーキをかけるとき、ロックをを防ぐためブレーキペダルを何回かに分けて踏込む様子が水を汲む手押しポンプの動きに似ていたため『ポンプする靴(PUMPS)』から来ています。足を長く見せる効果があるため、パーティードレス用の靴にデザインが転用されたといわれています。やがて、脚をより長く見せるためヒールの高さを競うようになります。 |
ローファ(Loafer)は男性貴族の伝統的な室内履きとして、書斎での執務などで使用されておりました。 長時間椅子やソファーに座っているとき、紐やベルトでインステップ(足の甲)を強く締め付けると前足部の血行を妨げます。そのためローファはインステップ部をやや開放し圧迫を取り除くよう作られています。 その後、貴族の社交の場であるクラブの隆盛とともにインステップ部に装飾(キルト、タッセル、ペニーポケットなど)を施しクラブシューズとしても使われるようになりました。 ローファの語源はゴロゴロして仕事をしない怠け者(Loafer)に由来します。働かない者、動かない者のための靴と考えていただけば良いでしょう。いずれにしても、専ら書き物をしたり歓談したりすることをするために作られた靴で、本来歩くことを目的に作られた靴ではありません。
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