この療法に使う装具は薬局などで多種販売されています。右の写真上は靴を履いている時に使用するタイプ、そして下は家の中でくつろいでいる時や就寝時に装着するタイプです。上のタイプではつま先部に十分な余裕のある靴の使用が必要です。 両者とも皮膚との接触面の通気性に問題があるので常に消毒をして清潔に保つ必要があります。
そのため、毎日使用するためには最低でも2ペア揃えておく必要があります。 1ペアを使用しその間に他方を洗浄し乾燥させておきます。 |
まず、テープの準備をします。
左の写真は1インチ(25mm)幅のキネシオテープを片足に使用する分だけカットしたものです。(文字が書いてあるのが裏面です。) 上の細いテープは下のテープを半分の幅にカットしたものです。 |
母趾を内足側へ平行に開き指先から土踏ますに向かってテープを貼ってゆきます。 この時、テープをできるだけ伸ばさないように貼ります。
伸縮性のあるテープの使用は関節面に必要以上の負荷 靭帯の伸びを抑えるための無伸縮テープや伸縮テープを伸ばした状態で使用することは、関節面に過度の負荷を与ます。激痛や炎症の発生を起こす恐れがありますので絶対に行ってはいけません。 |
次に、半分の幅にカットしたテープを母趾の外足側から母趾球に向かって貼ってゆきます。この時もテープはできるだけ伸ばさずに貼ります。 |
小趾側も同じ手順で貼って片足分のテーピングは完成です。 ソックスを前ページの手順でテープがはがれないように注意しながら履けばテーピングの完成です。(せっかくテーピングで広げた指を靴下で押さえつけては意味がありません。) |