写真上はロックポート社製紳士靴でUSサイズ8.5(26.5cm)。下は親会社であるリーボック社製のスポーツシューズでUSサイズ11(29.0cm)です。
外見の全長は僅かにリーボックが大きくみえますが、踵部分のパットの厚さを差し引けばほぼ同じ長さになります。 |
革靴やカジュアルシューズの業界では伝統的にその靴に合う足の実寸(線分AB)を表示しているのに対し、スポーツシューズでは靴の内側の全長(線分AC)を表示しています。
従って、つま先の空間部分の長さだけ双方の表示サイズに差が出るのです。 |
革靴のサイズ | 20.0-21.5 | 22.0-24.0 | 24.5-26.5 | 27.0-29.0 | 29.0-31.0 | 31.0-33.0 |
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加算する長さ | +1.5 | +2.0 | +2.5 | +3.0 | +4.0 | +5.0 |
足の長さ(サイズ)だけをを測る事ができる最も簡単な子供用フットスケール。(ASAHI corp.社製) |
幅(ウィズ)も測れる本格的な二種類のフットスケール。(左:new balance Japan社製のフットスケール、右:アメリカの計測器メーカーBrannock Device社製フットスケール。左の製品より正確にサイズを測定できる。) |
好みのシューズを選び、おおよそのサイズをお店に出してもらいます。 そして、靴の中に手を入れてアーチクッションの先端位置を内側と外側から確認します。 |
椅子に座ってひざを曲げ紐を緩めたままの靴を履いてつま先を立てます。この状態にするとアキレス腱に邪魔されずに脚の重さでヒールカップいっぱいに踵が収まります。次に、靴の上から親指の付け根の関節(ボールジョイント)を探します。 そして、この位置が先程のポイントと合っているかどうかチェックします。
関節がポイントよりつま先側に5mm以上ずれていたら、ずれていた長さだけサイズを上げてもう一度同じことを繰り返します。 逆に、アーチクッションに関節の底面が乗り上げてしまったら、ずれていた長さ分だけサイズを下げて試し、関節をこのポイントに合わせます。 |
前の状態のまま紐をつま先側からしっかり絞めてゆきます。 |
まず立ち上がって足の裏全体に体重をかけ、土踏まずにアーチクッションがフィットしているか確認します。このとき土踏まずの踵寄りに強い圧迫感を感じたら、サイズがやや小さい時のサインなので一サイズ上げて最初からやり直します。 適度な圧迫を均等に感じられたら、踵を持ち上げて靴を大きく曲げてゆきます。 このときヒールカップに踵が付いてくるかどうかを調べます。 踵が浮くような感じがしたら一サイズずつ小さくしてやり直します。 |
最後に、先程のまま、つま先が前に着いていないか、足指が側面から圧迫されていないか確認します。側面が強く圧迫されている場合、ウィズ(横幅)の選択できる靴なら、広いウィズに換えて最初からやり直します。
選択できない場合は、その靴はあきらめて、幅の広い別の靴を探すほうが良いでしょう。 |